研究課題/領域番号 |
26288105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山田 高広 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (10358260)
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連携研究者 |
山根 久典 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (20191364)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | 熱電材料 / ジントル化合物 / トンネル構造 / 結晶構造 / 金属間化合物 / 結晶構造解析 |
研究成果の概要 |
Na-Tr-Sn系ジントル化合物(Tr=Al, Ga, In, Zn)の焼結体およびインゴットを作製し,それらの熱電特性を評価した.Na2+xGa2+xSn4-x, (x=0.19)の焼結体が最も高い熱電特性を示し,その無次元性能指数(ZT = 0.98, 295 K)は実用材料であるBi2Te3系化合物の値に匹敵した.これらの化合物の結晶構造では,主にSnで構成される3次元的な骨格構造内にトンネルが存在し,その中に1から約1/3の占有率のNaサイトが位置している.このトンネル内のNaの大きなディスオーダーによって,格子の熱伝導率が著しく低下し,高い熱電特性が発現していると考えられた.
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