研究課題
基盤研究(B)
寒冷地の生物は、不凍タンパク質の機能によって自らの凍結を回避する。その機能に倣い、水滴の凍結を抑制する固体表面(以下、疎氷性固体表面と呼ぶ)の創出を試みた。その結果、不凍タンパク質と同じ機能を有する合成高分子を固体表面に作用させることで、固体表面上での氷の発生を遅らせることに成功した。さらに、ヒートポンプ用熱交換器における着霜抑制への技術応用を目指し、本研究で得られた疎氷性固体表面を使って着霜実験を行い、その技術的な有効性を確認することができた。
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