研究課題
基盤研究(B)
グラフェンの発見以来,2次元化合物の機能性材料への応用が期待されている.中でも金属酸化物は触媒,センサー,電解質,電極材料など様々な分野で利用されており,金属酸化物のナノシート化が検討されている.一般に金属酸化物ナノシートは,対応する層状の金属酸化物あるいは金属水酸化物の剥離により調製される.しかしこの方法では,層状化合物を形成できない金属酸化物はナノシート化できない.本課題ではグラフェンをテンプレートに用い金属酸化物ナノシートの調製を試みた.その結果,金属アルコキシドと酸化グラフェンを無水の有機溶媒中で処理することで,金属酸化物ナノシートが選択的に得られることを見出した.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)
Journal of Physical Chemistry C
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