研究課題
基盤研究(B)
本研究では深海中に存在する微小微生物をナノスケールで可視化するために、深海調査の現場環境で動作する海中原子間力顕微鏡の開発に成功した。海中原子間力顕微鏡は無人型海中探査機に搭載し、海洋調査船上から遠隔的に操作してナノスケール撮像を行なうことができる。海水中の観察試料は本研究で発明されたフィルタ付試料台を用いて遠隔的に固定する。また自己検知型カンチレバーをパリレンを用いて絶縁コーティングすることより、深海中の撮像が可能になった。本装置を用いて水深600~2,000mの深海中における撮像を実施し、大きさ約1μmの深海試料を数100nmの分解能で観察することに成功した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 6件、 招待講演 1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 2件)
化学工学
巻: 79 ページ: 125-127
生産研究
巻: 66 号: 3 ページ: 317-320
10.11188/seisankenkyu.66.317
130004678869