研究課題
基盤研究(B)
脊髄内d6交差型抑制性介在ニューロンの機能解析を中心に研究を進めた。まず、電気生理学的解析を行ったところ、当該ニューロン群が、(1) 遊泳運動中に同側の運動ニューロンと同期して発火すること、また、(2) 反対側の運動ニューロンと直接抑制性のシナプス結合していることを見いだした。さらに、当該ニューロン群を遺伝学的に除去した魚の表現型を調べた。その結果、遊泳運動の際に、左右の運動ニューロンが同時に発火してしまうという表現型がしばしば現れることが分かった。これらの研究結果より、d6交差型抑制性介在ニューロンが遊泳運動の際に、左右の相反抑制にきわめて重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 2件)
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