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HIV-1感染症の機能的治癒におけるウイルスリザーバーサイズの意義

研究課題

研究課題/領域番号 26290032
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関鳥取大学 (2015-2016)
京都大学 (2014)

研究代表者

五十嵐 樹彦  鳥取大学, 農学部, 特命教授 (90467431)

研究分担者 三浦 智行  京都大学, ウイルス研究所, 准教授 (40202337)
中村 紳一朗  滋賀医科大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (50307980)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2016年度)
配分額 *注記
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
キーワードエイズ / 抗ウイルス剤 / 多剤併用療法 / SIV / リザーバー / リンパ球 / リバウンド
研究実績の概要

CD4陽性T細胞は、HIVのリザーバーとして重要と考えられている。本研究では、cART中に抗CD4抗体を投与して全身のCD4陽性T細胞を減少させることにより、cART中断後のリザーバーからのリバウンドを抑制できるか調べることを目的とした。4頭のアカゲザルにSIVmac239感染させると、感染2週後に血中ウイルス量は106~107コピー/mlのピークに達し、感染10週後には104~106コピー/mlのセットポイントに移行した。その後、cART治療+抗体投与群の3頭に対しcART治療を開始すると、3頭中2頭で血中ウイルス量が感染20週後に検出限界以下に抑制され、残り1頭は103コピー/mlまで減少した。血中ウイルス量が十分に減少したため、感染21週後から抗CD4抗体の投与を開始した。計8回投与後、末梢血中のCD4陽性T細胞は枯渇し、リンパ節中と直腸中のCD4陽性T細胞は抗体投与前と比較し、それぞれ75~89%、85~98%減少した。すなわち、抗CD4抗体投与により全身のCD4陽性細胞数が減少した。しかしながら、1頭の抗体投与単独群では末梢血、リンパ節、直腸中のCD4陽性T細胞がほぼ枯渇したのにもかかわらず、血中ウイルス量に大きな変化はなかった。cART治療+抗体投与群の3頭は末梢血中のCD4陽性T細胞がある程度回復後、cARTを中断し、ウイルスリバウンドの動態を評価した。その結果、3頭ともcART中断後すぐにウイルスリバウンドが起こった。すなわち、全身のCD4陽性T細胞の減少がウイルスリバウンドに与える影響は小さいことが明らかとなった。しかし、3頭中1頭はウイルスリバウンドが一過的であり、その後血中ウイルス量が検出限界付近を推移し、ウイルス抑制効果が観察された。このリバウンド後のウイルス抑制のメカニズムの解明はHIV感染症の治療に重大な手がかりを与えると期待される。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-04-04   更新日: 2017-01-06  

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