研究課題
基盤研究(B)
本研究では、カンキツ特有のフラボノイドのノビレチンの生合成経路を明らかにすることを目的とした。ウンシュウミカン、バレンシアオレンジ、太田ポンカンのフラベドにおけるフラボノイド含量の季節変化を調査したところ、ノビレチン含量は太田ポンカンで高く推移した。フラボノイドヒドロキシラーゼおよびフラボノイドO-メチルトランスフェラーゼ(OMT)遺伝子の発現は、太田ポンカンで高いレベルを示した。さらに、OMTのリコンビナントタンパク質を用いた機能解析から、OMTはフラボノイドの水酸基をメトキシル化する可能性が示唆された。以上より、OMTはカンキツのノビレチン生合成において重要な役割を担うことが示唆された。
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