研究課題
基盤研究(B)
鳥ロタウイルスA(RVA)の哺乳類への病原性の分子機構を解明するため、初めに鳥RVAの遺伝的多様性を明らかにした。解読した鳥RVA3株と既知RVAのゲノムの全分節ORFについて比較解析した。我々が解読した2遺伝子が、ロタウイルス遺伝子型認定機関により新規遺伝子型に認定された。次に、哺乳動物に病原性を示す鳥RVA・PO-13株ゲノムの細胞内合成にT7プロモーターとpolIIプロモーターを用いた逆遺伝子操作系を作製した。いずれの方法でも、ウイルスを回収できなかった。しかし、polIIプロモーターを用いた系ではRVAレプリコンの構築が確認でき、細胞内でのウイルスの転写・複製の再現が示された。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (4件)
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