研究課題
基盤研究(B)
哺乳類の仔の社会性は幼少期の良好な母仔関係によって発達する。本研究はその生理的メカニズムをマウスを用いて調べた。まずマウスにも社会的絆の元となる母と仔の相互認識があることを明らかにした。次に社会性に重要なオキシトシンに着目し、社会記憶能力などの発達には幼少期のオキシトシン作用が重要であることや、母との接触によって特に仔の帯状回皮質へのオキシトシン分泌が増加するが、その作用を幼少期に阻害すると成長後に他個体対面時の神経活動が異常となることなどを明らかにした。また人工哺乳されたマウスは体成長が正常でも、成長後に母性が低下することなども見出し、社会性発達メカニズム解明へ向けて大きな手ががりを得た。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 2件、 査読あり 15件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
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