研究課題
基盤研究(B)
哺乳類の心筋細胞は生直後に増殖能を大きく失うことから、心臓は再生能が低い臓器とされている。しかし、心筋炎の臨床症例の多くは心機能が回復することから、哺乳類成体心臓においても何らかの修復・再生機構が存在する可能性を着想した。本研究では、マウス実験的自己免疫性心筋炎(EAM)モデルを用いて、EAMからの回復過程において心筋細胞が発現するタンパク質の変化という定性的観点と、心筋細胞数の変化という定量観点から、心臓の修復再生能を検討した。その結果、定性的には細胞骨格タンパク質であるモエシンの発現が増強され細胞が形態変化を起こすこと、定量的には従来信じられていた以上に心筋細胞が増殖することを見出した。
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