研究課題/領域番号 |
26293143
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鈴木 貞夫 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20226509)
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研究分担者 |
西山 毅 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40571518)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2014年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 疫学 / コホート研究 / 分子疫学 / ゲノムコホート |
研究成果の概要 |
精神,心理,社会的要因と人々の健康との関わりは明白ではない.その調査のため,ゲノム情報を加味したコホート研究を計画した.本研究はコホート集団を設定することを目的とした研究である.対象数を増やすため,質問票の内容を厳選し,レイアウトを工夫してA3裏表にまとめた.また,質問票をPDF化し,OCRで読み込むことにより,省力化されたシステムを構築した.また,既存コホートに協力を依頼し,当研究の質問票に回答してもらうことで,対象数を増やす試みを開始した.その結果,内部からの研究同意者は約12,000人,既存コホートからのデータ回収が約4,000人分集まり,合計約16,000人のデータベースが完成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コホート研究は最もエビデンスが高い観察疫学研究であるが,研究期間がかかることと,大きい研究規模が必要なことから,実施が困難なデザインでもある.また,協力機関(主として検診機関)を探すのが困難なこと,ベースラインの情報量と研究参加者数とがトレードオフ関係にあること,リクルートにマンパワーが必要なこと,追跡のシステム整備が煩雑なこと,同意などの倫理的配慮が必要なことなど,新規のコホート研究を立ち上げるためにはクリアしなければならないハードルは多く,高い.今回,合計約15,000人のデータベースが完成したことは大きい成果であり,今後,このコホートを使用した独自研究が多数出てくることが期待される.
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