研究課題
基盤研究(B)
Restrictive allograft syndrome (RAS)は研究代表者(佐藤)らが2010年に提唱した予後不良な肺移植後慢性拒絶だが、その発症機序について「外界に暴露された臓器である肺は移植後様々な刺激によってリンパ組織化する」との仮説に基づき研究を進めた。ラット肺移植を行い作成したRASモデルでは、肺内リンパ組織新生に伴う肺内局所での抗ドナー抗体産生を証明した。またRASの病態には上記の液性拒絶が重要であり、逆に従来型の気道中心の慢性拒絶に気道の感染等の炎症が重要であることを示した。さらにマウス気管移植モデルを用い、気道中心の炎症が直接線維芽細胞を活性化させる機序を見出した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 5件、 招待講演 2件)
Transplantation
巻: 印刷中 号: 5 ページ: e156-e165
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