研究課題/領域番号 |
26293364
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
阿久津 英憲 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, その他部局等, その他 (50347225)
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研究分担者 |
菅沼 亮太 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30528211)
浜谷 敏生 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60265882)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2014年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 生殖医学 / 受精卵 / 不育症 / 女性医学 / 卵子 / X染色体 / 卵子加齢 / 老化 / 成熟 / β-Catenin |
研究成果の概要 |
受精卵全能性獲得に必須の分子機序としてX染色体不活化に焦点をあてた。受精後に精子由来X染色体は不活化され、一方卵子X染色体が優先的に働く仕組みがヒストン3の9番目リジンにメチル基が3つ付加されていること(H3K9me3)を見出した。この非対称的なクロマチン状態を伴う刷込み型Xist遺伝子発現パターンが乱れると着床後早期に胚性致死に陥る。致死的精子ゲノム異常を受精卵段階でのアリルスイッチングにより生仔まで生存可能であることを初めて実証した(Fukuda A, et al. Plos Genetics 2016)。卵子の全能性獲得にはヒストン核タンパク質の化学的修飾も重要であることを見出した。
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