研究課題
基盤研究(B)
後天視覚障害の上位を占める糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などの増殖性疾患においては、網膜の上下に生じる線維(血管)増殖組織が主要病態である。我々は、増殖組織の進展に関する遺伝子レベルの知見を蓄え、新しい分子標的療法を開発する目的で、ゲノムワイド遺伝子発現解析を行い、約100の増殖組織特徴的遺伝子群の抽出に成功した。本研究では、増殖組織特徴的遺伝子群のうち、マトリセルラー蛋白であるペリオスチとテネイシンCを標的とした革新的一本鎖RNAによる分子標的薬を作成し、In vitro、In vivoモデル系で網膜上下の線維血管増殖に対する抑制効果を確認した。両分子標的薬は臨床で使用可能であると考えられた。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (21件) (うち国際学会 2件、 招待講演 21件)
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