研究課題
基盤研究(B)
歯根膜は歯と骨を結合する組織であり、その恒常性を担うのは豊富な組織幹細胞の存在である。歯根膜の細胞は発生学的には主として神経堤に由来することが知られているが、その他の起源については明らかでない。本研究では骨髄に由来し、血行性に供給される幹細胞の存在を明らかにするために、蛍光色素によって標識された骨髄間質細胞を免疫不全ラットの大腿骨に移植したところ、移植4週後の歯根膜組織において骨髄由来細胞が観察された。さらに歯の再植により、骨髄由来細胞は増加した。本研究により歯根膜の組織幹細胞は発生期から維持されているものだけではなく、必要に応じて骨髄から供給される血行性幹細胞が存在することが示唆された。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 5件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
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