研究課題/領域番号 |
26293426
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
柴田 敏之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226172)
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研究分担者 |
石崎 明 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (20356439)
川口 知子 (武田知子 / 川口 知子(武田知子)) 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (30509815)
飯田 一規 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30585237)
畠山 大二郎 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60377653)
玉置 也剛 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40585303)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 再生医学 / 歯髄 / iPS細胞 / ヒト歯髄細胞 / 良質化 / ヒト歯髄 |
研究成果の概要 |
ヒト歯髄幹細胞を用いてiPS細胞誘導効率と良質なiPS細胞の樹立方法を検討した。低酸素培養により,増殖性・培養効率の向上と未分化性と分化能の維持および iPS細胞誘導効率の向上が観察された。iPS細胞誘導効率の高い細胞と低い細胞を比較した所,DLX4の発現に差異が観察され,DLX4を加えると誘導効率が向上し,質の高いiPS細胞コロニーの形成が観察された。また,DLX4がKlf4およびc-Mycの代替機能も示唆された。TGF-βのシグナルに関与するDLX4の役割を解析するためにTGF-β刺激下でiPS細胞誘導を行った所,有意な低下とsmad signal以外の経路への関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
iPS細胞の臨床応用において,遺伝子導入操作のや不均一性による「良いiPS細胞」とがん化にも繋がる「悪いiPS細胞」が大きな課題となっており「良質なiPS細胞を効率良く生み出す方策」が強く求められている。本研究では,iPS細胞の良質化・効率化を向上させる新たな因子DLX4を見出し,その機能解析を試みた。結果,DLX4が従来のKlf4, c-Mycに代替し良質なiPS細胞コロニーをもたらすこと,DLX4がTGFβシグナルに応答することより遺伝子操作に依らない細胞の外部刺激により細胞初期化を促進する可能性を見出した。また,研究に用いた歯髄幹細胞が再生医療資源として有用であることを示した。
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