研究課題/領域番号 |
26293447
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
前田 ひとみ 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90183607)
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研究分担者 |
矢野 久子 名古屋市立大学, 看護学部, 教授 (00230285)
河村 洋子 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 准教授 (00568719)
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研究協力者 |
川口 辰哉
山本 景一
福島 理香
南家 貴美代
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 医療関連感染防止対策 / 耐性菌感染 / Positive Deviance / 地域連携 / 中規模病院 / 感染管理 / 耐性菌サーベイランス / 看護学 / 感染防止対策 / 医療連携感染防止対策 / Positive Devience / 国際情報交換(米国) |
研究成果の概要 |
地域連携による感染予防対策の強化を図ることを目標に、本研究では1県内で分離された耐性菌の継続的な分子疫学解析と、400床未満の病院での感染管理対策を効果的に進めるためのコツを見出すことを目的とした。分子疫学解析からは、市中感染型の感染が持続していること、地域に固有の遺伝子型の耐性菌が存在すること、プラスミド性に伝播する耐性遺伝子が存在することが明らかとなった。感染管理には、感染対策委員会などによる公式なものと、質の高い医療を提供したいという職員の思いから生じる非公式なものが影響していた。非公式な職員の感染管理に効果的な行動(PD行動)を見つけ出し、いかに公式的なものにしていくかが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の耐性菌サーベイランスは1施設だけではなく1県全域を対象としていることから、地域全体の耐性菌の推移から考えられる耐性化機序を示すことができる。 また、中小規模病院では費用の面等から大規模病院で実施している感染防止対策をそのまま実施することは難しい。Positive Deviance(PD)は施設特有のものではあるが、資源のない中で実際に行われている行動であることから、他の施設においても利用可能性が高いものもある。そのため、PDを探し出すことは、医療全体の質の保障と安全並びに医療費削減にも寄与することが期待できる。
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