研究課題/領域番号 |
26293452
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 広島大学 (2016-2018) 県立広島大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
折山 早苗 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (20457203)
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研究協力者 |
宮腰 由紀子
小林 敏生
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 交代制勤務 / 夜勤 / 疲労 / 眠気 / 食事 / 看護労働 / 仮眠 / 看護師 / 16時間夜勤 / 疲労感 / 夜勤時の食事 / 作業効率 |
研究成果の概要 |
交代制勤務、特に看護師の16時間夜勤時の長時間の覚醒による疲労構造を明らかにし、健康維持のためのプログラムの開発を試みた。 主に、夜勤時間帯にとる仮眠と食事のタイミングに注目し、眠気、疲労感、作業効率、心拍変動から疲労構造を明らかにした。120分間の仮眠を30分間と90分間に分割した場合、90分間の仮眠後に眠たさが残るものの、朝方の覚醒水準維持効果を認めた。また、食事については、食後に脈拍の増加と交感神経活動指標のLF/HFの低下を確認した。仮眠は分割することで、より長時間の覚醒水準の維持効果を有すること、ならびに、夜間の食事は、朝方の活動に適した状態に整える効果を有することの2点を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
16時間夜勤の看護師の疲労構造について明らかになることで,朝方にかけて増大する疲労や眠気の軽減,パフォーマンス水準維持効果のための方策が立案可能となる。疲労を軽減する方策を展開することにより,生活リズムを整え,夜勤による疲労を軽減することで,慢性疲労の予防が可能となり,さらには,看護師の就業意欲を高め,離職率を低下させ,職場への定着性を図ることも可能となる。また、医療事故の防止にも有効であり,医療経済や安全な医療環境の提供の上でも意義ある。
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