研究課題/領域番号 |
26293477
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
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研究分担者 |
島田 裕之 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (00370974)
丸岡 直子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (10336597)
六角 僚子 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (10382813)
泉 キヨ子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (20115207)
小林 小百合 駒沢女子大学, 看護学部, 教授 (20238182)
加藤 真由美 金沢大学, 保健学系, 教授 (20293350)
関 由香里 獨協医科大学, 看護学部, 助教 (20613285)
谷口 好美 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50280988)
平松 知子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70228815)
寺井 梨恵子 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (90457888)
山岸 暁美 浜松医科大学, 医学部, 助教 (30433626)
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研究協力者 |
金森 雅夫 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90127019)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 認知症 / 転倒予防 / 看護質指標 / 転倒予防看護質指標 / 高齢者施設 / 認知症高齢者 / 介入プログラム / 多職種連携チーム / 研修プログラム / 教育プログラム / 継続プログラム / 臨床判断 / ケア質指標 / 看護介入プログラム / 実践継続システム |
研究成果の概要 |
パーソン・センタード・ケアを基盤とした認知症高齢者の転倒予防プログラムの高齢者に対する介入を3地区で実施し、その効果を明らかにした。転倒率に関して介入群では、ベースライン26.7%、研修期間13名21.7%、実践期間13.3%、フォローアップ期間16.7%と低下したが、コントロール群と比べてそれぞれ有意ではなかった。実践期間の転倒率は13.3%であり、転倒者は半数まで低下した。コントロール群ではADL、精神症状が有意に悪化したが、介入群では維持されていた。以上の結果から、認知症高齢者に対するパーソン・センタード・ケアを用いた転倒予防の介入効果は得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転倒予防の介入研究に関しては地域高齢者に対する運動の効果報告されているが、認知症高齢者に対する転倒予防の介入効果は十分明らかではない。認知症高齢者は、認知症という脳神経系の疾患による症状や加齢による心身機能の変化に伴って、転倒リスクに関連する身体機能も日々変化しやすく、転倒リスクも含めた心身の変化や認知症高齢者自身のニーズ、感情の変化に気づかずケアが遅れて転倒につながるケースも多い。認知症高齢者に対するパーソン・センタード・ケアを用いた転倒予防の介入効果は得られた。さらにケアスタッフの効果として、転倒予防ケア質指標の有意な改善が得られたことから、転倒予防プログラムの効果が得られたと言える。
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