研究課題/領域番号 |
26300018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 龍谷大学 (2014-2016, 2018-2019) 公益財団法人中村元東方研究所 (2017) |
研究代表者 |
平岡 三保子 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00727901)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インド美術史 / 仏教美術史 / 石窟寺院 / ヒンドゥー教美術史 / インド石窟寺院 / 古代インド仏教美術 / ヒンドゥー教美術 / エローラ石窟寺院 / アジャンター石窟寺院 / 仏教美術 / インド寺院建築 / デカン高原 / 仏教石窟寺院 / エローラ石窟 / 印度哲学 |
研究成果の概要 |
本研究では古代~中世インドで重要な役割を持つ石窟寺院の造形活動に焦点を当て、石窟美術の発達史によりインド美術史を再認識するという立脚点から現地調査と資料収集を進めた。当研究代表者が過去取り組んできた前期仏教石窟に加えて後期仏教石窟、そしてヒンドゥー教やジャイナ教石窟まで調査対象を広げることで、前期窟から後期窟に窟構造が変容する過程や後期石窟に密教美術の要素が現れる過程、ヒンドゥー教寺院の建築・美術の様式を共有する様相を検分し、石窟美術史における編年作業および様式論への新たな手がかりを得ることができた。またインド人研究者との交流を深め、インドで概説書および論文集を出版し、国際セミナーを企画した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当研究では多くのインド石窟寺院を精査することで、今後ライフワークとして石窟美術史に取り組む上で貴重な布石となる種々の仮説提示を行うことができた。またインド美術史基礎資料収集の充実を図ることもできた。その成果はインド石窟寺院基礎資料集成として出版を企画中であり、今後のインド美術史研究に資するものとなろう。インドの研究者との交流も図ってきたが、以前に比べて仏教美術への関心が高まっており、仏教美術の情報を提供する機会も増えてきた。デリーで企画中の日本におけるインド文化の受容をテーマとする国際セミナーおよびこれに関する著作も日印学術文化交流の一環として重要な役割を果たすことになろう。
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