研究課題/領域番号 |
26300041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 (2016) 国立民族学博物館 (2014-2015) |
研究代表者 |
佐々木 史郎 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 部長 (70178648)
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研究分担者 |
吉本 忍 国立民族学博物館, 名誉教授 (10124231)
日高 真吾 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 准教授 (40270772)
齋藤 玲子 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 准教授 (20626303)
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研究協力者 |
右代 啓視 北海道博物館, 学芸主幹
宮地 鼓 苫小牧市美術博物館, 主任学芸員
ベレズニツキー セルゲイ ロシア科学アカデミー, ピョートル大帝記念人類学民族学博物館, 上級研究員
マイコヴァ ナジェージュダ ロシア科学アカデミー, ピョートル大帝記念人類学民族学博物館, 資料管理部長
ソコロフ アンドレイ ロシア科学アカデミー, ピョートル大帝記念人類学民族学博物館, 研究員
ペルヴァーク ヴィクトリア ロシア民族学博物館, 資料管理部長
シャグラノヴァ オリガ ザバイカル諸民族博物館, 主任研究員
プタシェンスキー アンドレイ カムチャツカ州立総合博物館, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2015年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 織布技術 / 布 / 衣文化 / 靭皮繊維 / 北方民族 / アイヌ / ロシア / 北海道 / 織布 / 木綿 / 文化人類学 / 北方先住民族 / 織機 / 天然繊維 / 織物 / 草皮繊維 / 絹 / ハンティ / 国際研究者交流 ロシア連邦 / 衣服 / 技術 / 文化 / シベリア |
研究成果の概要 |
本研究では日本とロシアの博物館に収蔵されているシベリア、極東ロシアの先住諸民族と日本の先住民族アイヌの織機と布製品を調査し、北方寒冷地域における織布技術の分布と布の機能を明らかにしようとした。その成果として、以下の2つの結論を得ることができた。第1には、北方寒冷地域における独自の織布技術と布の分布が、当初の予想に比べてはるかに北に広がり、種類も豊富だったことである。第2には、アイヌの事例が他の北方諸民族と比べると特異で、近代化の波に洗われたのにもかかわらず、独自の織布技術と布を現代まで継承してきた点である。それはそれらが民族アイデンティティと結びついていたからではないかと考えられる。
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