研究課題/領域番号 |
26303009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大津 宏康 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40293881)
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研究分担者 |
立川 康人 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40227088)
小林 晃 関西大学, 工学部, 教授 (80261460)
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研究協力者 |
Noppadol Phienwej アジア工科大学院
Suttisak Soralump カセサート大学
矢部 満 応用地質株式会社
高橋 健二 水文技術コンサルタント
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 地盤工学 / 自然災害 |
研究成果の概要 |
風化花崗岩残積土盛土での室内試験結果,原位置計測結果,および高密度電気探査結果により,浅層部では細粒分の溶出により高空隙領域が形成されていることが確認された.この要因は,盛土斜面は乱された土質材料を用いて構築されるため,土質材料の粒子間結合力が自然斜面および切土斜面に比較して弱いことに起因するものと推察される.この細粒分の溶出は粘着力の低下を生じさせるため,浅層部での地すべりに対する抵抗力の低下を引き起こす.したがって,当該斜面のような比較的透水性の高い材料を用いた盛土斜面の安定性を評価するためには,細粒分の溶出による斜面安定性の経年劣化を考慮することが必要となることを明らかにした.
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