研究課題/領域番号 |
26304040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
高島 康弘 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (20333552)
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研究分担者 |
前川 洋一 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10294670)
大屋 賢司 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 室長 (50402219)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2014年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 流産 / バングラデシュ / トキソプラズマ / 人獣共通感染症 / 家畜 / 病原体 |
研究成果の概要 |
バングラデシュにおけるトキソプラズマをはじめとする人獣共通感染症の家畜における分布状況が明らかになるとともに、それらの病原体がどのような経路で農村に侵入あるいは伝播・維持されているのか把握できた。たとえばトキソプラズマは小型反芻家畜に高頻度に感染しており、母獣から胎児への垂直感染よりも、出生後の水平感染により農村内に広がっていることが分かった。その他の病原体についても、発生頻度の季節性や地域ごとの発生時期の特徴など詳細な情報が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人獣共通感染症をはじめとする多くの病原体について、農村における循環経路が把握できたことは大きな意義がある。これらの知見を元に、家畜感染症の予防対策や家畜から人への人獣共通感染症の予防対策を立案することができる。この意味で本研究が地域の公衆衛生に資する部分は非常に大きい。またトキソプラズマの垂直感染が反芻家畜において必ずしも高くないことを示した知見は、本原虫の垂直メカニズムや胎児毒性のメカニズムを明らかにするうえで重要な知識基盤となる。
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