研究課題/領域番号 |
26330015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
亀井 清華 広島大学, 工学研究科, 准教授 (90434977)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自己安定アルゴリズム / 安全収束性 / 分散アルゴリズム / 支配集合問題 / 相互排除問題 / 耐故障性 / 動的ネットワーク / 危険区域問題 / 自己安定性 / 分散近似アルゴリズム / モバイルロボットシステム |
研究成果の概要 |
本研究では,トポロジーが動的に変化するネットワークにおいても十分に実用に耐える,故障耐性を持つ分散近似アルゴリズムの設計を行った.動的なネットワークでは,リンクの切断やメッセージの損失,外乱によるメモリ内容の改変などの一時故障が起こりやすい.そういった故障や変化に対する耐性を持つ分散アルゴリズムとして,安全収束性を持つ自己安定分散アルゴリズムの設計を行う.解状況におけるサービスの質を保証するためには,最適な状況に対する近似率を保証する必要がある.安全収束性とは,最低限のサービスが保証できる性質を持つ状況にすばやく収束し,その性質を保持しながら近似率の良い解状況へと収束する性質である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では動的ネットワークに適した分散アルゴリズムの構築を行った.これにより,モバイルアドホックネットワークやセンサーネットワークなどの動的ネットワークにおける通信経路の計算やクラスタリングに大きく貢献することが期待される.自己安定分散アルゴリズムの設計は一般的に容易ではない.しかし,自己安定分散アルゴリズムの有用性は大変大きく,ネットワーク上の基本的な問題であるクラスタリングや経路探索にその性質を適応させることは重要な問題であると考える.
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