研究課題/領域番号 |
26330176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
泉 明宏 武蔵野大学, 人間科学部, 准教授 (20346068)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 聴覚 / 記憶 / オノマトペ |
研究成果の概要 |
聴覚記憶における運動表象機能の役割について明らかにすることを目的として、運動表象を妨害が音の記憶に与える影響について検討した。経時的に視覚呈示したオノマトペ(擬音語・擬態語)の記憶課題において、発声動作をおこなわせることによって運動表象を妨害することによって、再生成績の低下がみられた。擬音語と擬態語の違いによって、運動表象の妨害効果に違いはみられなかったことから、これらの語の記憶には運動表象が同様に貢献していることが考察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語によるコミュニケーションは聴覚機能と発声機能の相互作用によって支えられているが、進化の過程でそれらがどのように成り立ったのかは明らかでない。本研究の研究成果は、ヒトの優れた聴覚記憶が運動表象によって支えられていることを示すものであり、ヒトの言語の成り立ちに関する議論に示唆を与えるものである。また、聴覚表象のメカニズムについて明らかにすることを通して、将来的には脳損傷等に伴う言語障害への理解を深めることに貢献することが期待される。
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