研究課題
基盤研究(C)
本研究では、遠隔コミュニケーションにおいてユーザの快感情を引き起こすようなインタフェースを持つ対話メディアの研究開発を行った。ユーザが抱擁しながら対話するメディアを試用した際の観察結果より、メディアとの接触行為、特に抱擁行為が、対話相手を抱擁しているという意識は低いながらも、対話相手への好意的感情をもたらすことを確かめた。更にメディアへの接触行為が、対話相手との関係構築に寄与するという示唆を得た。ユーザの身体的変化を誘発するようなインタフェースを持たせることで、対話中の快感情を喚起できることが確かめられ、この知見に基づいて、抱擁を促す機能を持つ対話メディアを開発した。
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電子情報通信学会論文誌A
巻: J99-A ページ: 36-44
