研究課題/領域番号 |
26330323
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
横井 功 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 助教 (50592747)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 素材 / 経験 / 質感 / カテゴリー / 視触覚 / クロスモーダル / 素材知覚 / 実物体 / 把持 / 下側頭皮質 / ニューロン / サル / 視覚 / テクスチャー / 側頭葉 |
研究成果の概要 |
多感覚的知覚は素材知覚の重要な側面である。様々な素材についての視触覚経験がニホンザルの行動反応と神経表現に与える影響を調べた。把持課題における行動反応は素材カテゴリーによって異なり、視触覚経験によって実物体を引く力が素材カテゴリーに従って収束する傾向がみられた。fMRIによって計測された後部側頭葉の神経表現は視触覚経験後に視覚的・触覚的特徴との相関を示した。さらに、電気生理学的手法によって記録された下側頭皮質の多くのニューロンは素材カテゴリーについてある程度の選択的反応を示した。これらの結果は日常行動による多感覚的経験が素材の多感覚的知覚の重要な要因となっている可能性を示唆する。
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