研究課題/領域番号 |
26340039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
小山 保夫 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 教授 (80214229)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 亜鉛イオン / 細胞毒性 / 亜鉛 / 防汚剤 / カルシウム / 抗菌剤 / 環境影響評価 |
研究成果の概要 |
私達は多くの化学物質に囲まれて生活をしている。安全かつ安心な生活の為には化学物質の毒性について認識することが必要である。毒性の基礎情報の一つに細胞毒性(細胞致死作用)がある。化学物質による細胞死の原因としてカルシウムイオンの関与が示唆されることが多かった。本研究では酸化ストレスによる細胞死に亜鉛イオンが深く関与していることを示し、多くの化学物質の細胞毒性にカルシウムイオンと同様に亜鉛イオンが関係していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康維持の目的で亜鉛サプリメントは広く利用されているが、亜鉛欠乏症と異なり、亜鉛過剰症については症状が重篤でないことで関心は低い。まして、亜鉛の影響で化学物質の毒性増強が起こる可能性を検討している報告はない。私達は生体レベル濃度の亜鉛が化学物質(日用化学物質・医薬品等)の細胞毒性の増強を起こすことを明らかにした。よって、亜鉛サプリメントと医薬品の組み合わせで、予想外の健康被害を起こす可能性が考えられた。
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