研究課題/領域番号 |
26340083
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
飯塚 和也 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20344898)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 放射性セシウム / 森林性木本植物 / スギ / 樹幹木部 / 循環と蓄積 / 初期の影響 / カリウム / 事故5年後の影響 / コナラ / 初期沈着 / 経根吸収 / 樹幹内木部 / 137Csの移行と蓄積 / ナラ類 |
研究成果の概要 |
本研究では、スギにおける137Cs濃度に関して調査した。 心材と辺材の137Cs濃度の比は、徐々に高くなり、事故後2年には2前後になった。また、137Cs濃度とK量との関係を検討した。心材において、含水率が高く、材色の明度が低い個体は、137Cs濃度が高くなる傾向があった。心材と辺材境界で137Cs濃度のピーク値が得られ、137Cs濃度は髄に向かって徐々に減少した。対照的に、心材のK量はほぼ一定のままであった。137Cs濃度の心材と辺材の比は、K含有量と有意に正の相関があった。これらの結果から、辺材から心材への137Csの動きは心材と辺材のK含有率に関係している可能性が示唆される。
|