研究課題
基盤研究(C)
今後の水供給を支える小規模分散型施設に適応するため、設計指針値を下回る微細珪砂を用いた新しい砂ろ過法を考案した。まず、操作諸元と基本性能を調べたところ、(1)微細珪砂のろ層厚を10cmとすれば従来のろ過法と同等の除濁効果が得られること、(2)微細珪砂を用いると、突発的な原水濁度変動が生じても、安定したろ過水質が得られることがわかった。次に、沈降速度の遅い微細珪砂の流動化手法としてパドル撹拌洗浄法を考案し、適用条件と洗浄効果を調べたところ、(3)抑留物の剥離と微細化は砂上水の撹拌G値に依存すること、(4)洗浄条件を最適化すれば、従来の約1/4の水量で95%以上の濁質が排出されることがわかった。
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Proceedings of IWA World Water Congress (2014)
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