研究課題/領域番号 |
26350002
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
永幡 幸司 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (50312765)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | サウンドスケープ / 音環境 / 公正さ / 静穏な都市公園 / 公共空間 / 音バリアフリー / 復興公営住宅 / 騒音の許容値 / 公正 / 都市公園 / 印象評価尺度 / 公共空間の音 / 公共空間の音環境 / 都市における公園 / 聴覚過敏 / バリアフリー / 都市における静穏な地域 / 視覚障害者 / 音響式信号機 / 発達障害者 / 公共交通機関の音声放送 / 音環境のバリアフリー |
研究成果の概要 |
本研究では,「1.日常的にアクセスできる位置にある比較的静穏な環境への道路交通騒音の侵入の許容値」「2.公共空間における音の付加のあり方」「3.災害復興期に建設される復興公営住宅に求められる音環境の質」を手がかりに,人々が健康に生活できるような音環境を創造するには,どのような,そして,どのように音環境を構想することが公正なのか検討した。問題の根源には,音環境に対する人々の要望は,人の置かれた立場によって異なるが,現状ではそれらが適切に反映されていないことがある。音環境を公正なものとするためには,立場の異なる様々な当事者が,音環境についての意思決定の過程から参加できるようにする必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の意義として,社会的に特に重要なのは,次の2点である。 (1) 都市公園における交通騒音の許容値と,公園の環境騒音レベル及び緑視率との関係性は,環境アセスメント等における騒音評価の際に援用することで,より適切な評価を行うことができると考えられる。 (2) 復興公営住宅の居室での夜間の屋内騒音レベルは40dBを満たす必要があることを明らかとした。さらに,最低限,窓を閉めてその値が満たされるようであれば,住民が窓を閉めて生活をすることに慣れ,それを受け入れた後は騒音問題が解消することを明らかにした。これらは,今後の災害時の住宅建設計画を立てる際に役立つ知見である。
|