研究課題
基盤研究(C)
甲州ワインには、一般的な白ワインと比較して多量のプロリンが含まれており、これが酒質低下の一因とされている。本研究では、甲州ワインの高品質化を図る為、酵母を用いたプロリン低減化技術の構築を目指した。①プロリン生合成経路に位置するPRO3遺伝子破壊を試みたが、複数存在するPRO3遺伝子を破壊することは困難であることがわかった。②PUT4遺伝子過剰発現株をプロリン含有培地で静置培養するとパルミチン酸、ステアリン酸の割合が増大し、逆にパルミトオレイン酸,オレイン酸が減少することがわかった。③野生酵母の取得と解析を行い、高プロリン資化性株の存在について検証した結果、1株のみ約70%の減少率を示した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)
J. Brew. Soc. Japan
巻: 110 ページ: 105-109
130006694362
http://www.fp.yamanashi.ac.jp/FDP/index.html