研究課題/領域番号 |
26350115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
大倉 哲也 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 主席研究員 (70353935)
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連携研究者 |
香西 みどり お茶の水女子大学, 人間創成科学科, 教授 (10262354)
露久保 美夏 東洋大学, 食環境科学部, 助教 (50646924)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 免疫染色 / 炊飯 / イムノブロット / ELISA / αグルコシダーゼ / αアミラーゼインヒビター / αアミラーゼ/トリプシンインヒビター / 免疫蛍光二重染色 / αアミラーゼ/トリプシンインヒビター / Elisa / 使用停止 / 米飯 / アミラーゼインヒビター / グルコシダーゼインヒビター / 品種間差 |
研究成果の概要 |
ご飯の甘味にはグルコースを含む還元糖の果たす役割が大きい。本研究では,オリゴ糖の非還元末端よりグルコースを生成するαグルコシダーゼと相互作用するタンパク質に注目し,その抗体を作製して解析を行った。玄米中でαグルコシダーゼと当該タンパク質とは、アミロプラスト細胞壁に主に局在していた(免疫染色)。炊飯過程では当該タンパク質は、炊飯液並びに米粒内の両方で検出された(イムノブロット)。炊飯過程での米粒からのタンパク質抽出効率が変動したため、ELISAによる当該タンパク質の定量はできなかった。その結果、αグルコシダーゼと当該タンパク質の相互作用が飯の糖量に及ぼす効果については、今後の課題として残された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同定したαグルコシダーゼと相互作用するタンパク質に対する抗体を作製・選抜したクローンの中に、米粒内の糠層で発現するタンパク質を主に認識する株が含まれていた。この抗体は米や大麦を搗精時の糠残りを検出するマーカーとして利用可能だったことから、特許第6827252号を取得した。今後、精米機械メーカーや精米・精麦工場での利用が見込まれ、精米・精麦に掛かる不要な時間とコストの削減に繋がることが期待できる。
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