研究課題
基盤研究(C)
コラーゲン由来ペプチドが軟骨細胞の初期分化を促進して後期分化を抑制することにより、軟骨形成を促進する可能性を示した。また、II型コラーゲンペプチドとグルコサミンは関節リウマチに異なる作用を有しており、その併用により相乗効果がみられる可能性を示した。一方、I型コラーゲンペプチドの投与は一部の糖鎖合成遺伝子の発現を変化させたが、関節炎症状の改善作用を示さず、その構成アミノ酸の摂取もむしろ関節炎を悪化させた。このことから、II型コラーゲンペプチドの摂取はI型コラーゲンペプチドと異なり、 軟骨形成の促進ではなく、主に経口免疫寛容などの機構により関節炎の発症を抑制するものと考えられる。
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人間生活学研究
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40021764221