研究課題/領域番号 |
26350222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
田口 哲 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60281862)
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研究分担者 |
柚木 朋也 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00311457)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 科学教育 / 化学教育 / 科学教員養成 / 実験・観察 / 原子・分子 / イオン / 粒子 / 物質認識 / ICT |
研究成果の概要 |
初等・中等教育の理科教育の化学分野は,「粒子」を科学の基本的な見方や概念の柱に据え,内容の構造化・系統化が図られた。一方,理科教員を目指す学生の入学時の粒子認識は,物質は粒子(原子)でできているとの前提(教科書に書いてあった)を基に演繹的推論だけで身につけてきたものであり,探究的な実験に基づいて「直接的には見えないが物質は確かに粒子からできている」との確信に至ったものとは必ずしも言えないのが現状である。そこで,科学者が粒子観を獲得するに至った歴史的実験の再現・追試を含め,「巨視的・微視的双方の視点から,実験に基づいて粒子認識を深化させた中学校理科教員」を養成するための系統的実験教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,理科の学習指導要領解説でも基本的な見方や概念の柱に据えられている(目には直接見えない)「粒子」の存在を,机上の空論ではなく,体験的かつ体系的に認識した理科教員を養成するための教材の在り方を提案するものであり,優れた理科教員を養成するための環境構築という点で学術的意義や社会的な意義がある。このような体系的な教材を開発した事例は知られていない点からも意義があると考える。
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