研究課題/領域番号 |
26350273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 教授 (30234800)
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研究分担者 |
伊東 幸宏 静岡大学, 情報学部, 特任教授 (20193526)
近藤 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30225627)
小暮 悟 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40359758)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知的教育システム / 第二言語学習支援 / 疑似学習者エージェント / ディクトグロス / 日本語教育 |
研究成果の概要 |
本研究ではディクトグロス(2人の学習者がペアになり、音読された文章を聞き取ってそれを再現する。次にお互いの再現文を読みあって相談し、適宜修正する)による日本語学習を支援する知的学習支援環境を構築する。この環境では、システム内に学習者と協調して課題文再現を行う疑似学習者エージェントが置かれており、そのため学習者は独習が可能である。このエージェントは敬語表現、時制表現について文法知識に基づいて作文する能力を持つため、学習者の誤りの理由を説明できる。また意図的に誤答を生成し、学習者から教えられることによってLearning by teaching を実現することもできる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間に教えられることでその人間に学習させるエージェント(Teachable Agent)に関する研究は過去に数多く知られているが、本研究で実現するエージェントは、学習者との協調作業の中で「教える」役割と「教えられる」役割の両方を切り替えつつ振る舞う点に大きな特色がある。このような教育用エージェントの制御手法が確立されれば、他科目の協調学習支援システムにも興味深い発展をもたらすことが期待できる。 実用システムとしての観点からは、近年東南アジアなどを中心に高まりつつある日本語学習への需要に対し、本研究により有効性の高い独習環境を提供することには大きな社会的意義がある。
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