研究課題/領域番号 |
26350363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中村 治 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (10189029)
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研究分担者 |
新宮 一成 奈良大学, 社会学部, 教授 (20144404)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 岩倉 / 大雲寺 / 保養所 / 家族的看護 / 金沢 / 奄美 / ヘール / 南方熊楠 / 精神病者保養所 / 癲狂院 / 精神病者監護法 / 精神病院法 / 代用精神病院 / 私宅監置 |
研究成果の概要 |
岩倉病院(1884年~1945年)は1920年に道府県立精神病院の代用精神病院に指定された。ところがその指定により、公費患者に対して行政から支払われるわずかな金で経営を成り立たせるため、石炭や朝鮮米を使って、岩倉のたきぎや米を使わなくなり、地元に利益をもたらさなくなった。 戦後、(新)岩倉病院(1952年~)の若手医師たちが1970年頃から開放医療を積極的に進めた時、岩倉地域の住民と病院の関係がこじれたが、その原因は代用精神病院の指定の頃から病院と地域の関係が互恵的でなくなったことにあった。精神病に関することは、患者と医者・看護スタッフ間だけのことではなく、地域や地域住民も関わることである。
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