研究課題
基盤研究(C)
SN38は抗癌剤の基本骨格の1つであり、多くの誘導体が合成され研究されてきた。日本発の市販抗癌剤であるイリノテカンは、そうした誘導体の1つであり、水溶性化のためにアンモニウム塩部位を有する。しかし非イオン型のSN38の水溶性誘導体は例が無かった。こうした分子を設計合成するために、我々はSN38とBGLの共有結合性新規分子の合成を試みた。BGLとはグリセリンのオリゴマーで3量体(BGL003)とBGL007(7量体)を所有している。3種類のSN38-BGLの誘導体の合成に成功した。実用的な共有が出来るようにと、BGLの新規な製造法を新たに開発した。この方法は未公開であり、まもなく特許出願する。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Int Immunopharmacol.
巻: 30 ページ: 18-26
10.1016/j.intimp.2015.11.021
Arch Biochem Biophys
巻: 594 ページ: 1-7
10.1016/j.abb.2016.02.014