研究課題/領域番号 |
26350540
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
矢野 憲一 熊本大学, パルスパワー科学研究所, 教授 (70311230)
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連携研究者 |
秋山 秀典 熊本大学, パルスパワー科学研究所, 教授 (50126827)
立石 智 熊本大学, 発生医学研究所, 講師 (00227109)
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研究協力者 |
佐久川 貴志 熊本大学, パルスパワー科学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ナノ秒電気パルス / 癌治療 / 細胞死 / カルシウム / 腫瘍形成 / 遊走能 / 癌 / 低侵襲 / 低侵襲癌治療 / パルス幅 / エレクトロポレーション |
研究成果の概要 |
ナノ秒電気パルスは、ナノ秒単位の短時間に限局して強い電気的作用をもたらす新技術である。本研究ではナノ秒電気パルスの癌治療への利用のための基礎的研究を行った。まずナノ秒電気パルスがヒト固形癌由来細胞株にカルシウム依存的なネクローシスを誘発することを示した。続いて、パルス幅可変の電気パルス発生装置を組み、細胞死をもたらすパルス幅とエレクトロポレーションとの違いを示した。さらにナノ秒電気パルスが癌細胞の腫瘍形成能と遊走能を抑制することを明らかにした。以上の新知見は癌治療における新しい手段としてのナノ秒電気パルスの有効性を示しており、今後のさらなる発展的研究の基盤となるものである。
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