研究課題
基盤研究(C)
剣道難聴発生メカニズムを明らかにするため,頭部において最も衝撃を受ける頻度が高い打突部に着目し,頭蓋骨模型に竹刀で打撃を与えた時の振動である「骨導」の伝播を,模型に貼り付けたひずみゲージにより測定した.また,実験より得られた結果を,ヒト頭部モデルを用いたシミュレーションの結果と比較し,剣道難聴発生メカニズムを考察した.ヒト頭蓋骨模型を用いた骨導計測実験の結果より,ヒト頭蓋骨模型への打撃により発生した過大な骨導は,前額部および後頭部を伝播していることから,脳組織に物理的なダメージを与えている可能性が示唆された.また,これらの骨導の主要な周波数成分は約0.1kHzであることが明らかとなった.
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (19件) (うち国際学会 6件) 備考 (1件)
Proceedings of the 2017 International Budo Conference
巻: Supplement ページ: 48-49
The Journal of the Acoustical Society of America
巻: 135(4) ページ: 2278-2278
https://www.sendai-nct.ac.jp/wp-content/themes/omc/files/college/113_03_02.pdf