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過重労働による健康障害発生メカニズムの解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26350847
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関東京医科大学

研究代表者

小田切 優子  東京医科大学, 医学部, 講師 (90276907)

研究分担者 高宮 朋子  東京医科大学, 医学部, 准教授 (40366133)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード過重労働 / 疲労 / 微量元素 / 鉄 / 亜鉛 / 8-OHdG / ミネラル / 長時間過重労働 / 生体内微量元素
研究成果の概要

労働者240名(男性161名、女性79名)を対象に過重労働による健康障害の指標として生体内微量元素が関与するか否か検討した。疲労度の高さに関連する要因は仕事の裁量度の低さと労働時間の長いことであった。また、VASで測定した疲労度と経皮的に測定した組織内の鉄が弱い負の相関、尿中8-OHdGが弱い正の相関があった。亜鉛やケイ素等、他の生体内微量元素についても検討したが疲労と有意な関連は見られなかった。対象者66名に対して、2年後に再度疲労度と微量元素の測定を行い、微量元素の変化と疲労度の関連を検討したが、有意な関連は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人の潜在的亜鉛欠乏が諸外国に比べて多く10~30%と推定されていることから、これに過重な労働負担が加わり、過労による身体不調を引き起こしている可能性を疑い検討を行ったが、本研究では過労と亜鉛との間に関連は見いだせなかった。他の日本人で不足が指摘されいてる元素についても疲労との明らかな関連は認められなかった。亜鉛は免疫機能の維持や精神健康に関連するという報告があり亜鉛の摂取は重要と考えられるが、疲労予防や精神健康の向上は今後の検討課題である。
疲労との間に酸化ストレス指標である尿中8-OHdGが弱い正の関連を示したことから酸化ストレスの予防は重要かもしれない。

報告書

(7件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2021-02-19  

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