研究課題/領域番号 |
26350948
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 桐生大学 (2019) 東北大学 (2018) 広島国際大学 (2014-2017) |
研究代表者 |
岩田 昇 桐生大学, 医療保健学部, 教授 (80203389)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 内在化問題 / 外在化問題 / 小学生 / 中学生 / 親子関係 / 家庭 / 学校 / ストレス / 児童 / 生徒 |
研究成果の概要 |
8小学校の児童・父母に調査を行い、①子どもの外在化問題(多動や問題行為など)は父母も子どもと同様に認識しており、②診断アルゴリズムに基づくと全体の28%(男子36%、女子20%)が臨床水準の傾向・疑いに該当すること、③内在化問題(うつ・不安など)についての父母の評価はほぼ一致するが、④症状が顕著にならないと親は気づかないことを明らかにした。関連要因の検討から、外在化・内在化問題には学校要因より家庭における親の養育態度や家族の雰囲気の関連の方が大きいことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二次的に学校生活への適応問題にもつながる子どもの内在化・外在化問題について、子どもに加え、父母にも調査を行い、診断的アルゴリズムの適用と関連要因の探索により、包括的な実証研究を行っている点、さらに小学校から中学校に進学した生徒にも追跡調査を行い、学校適応に前年度の小学校生活や家族・家庭の要因がいかに関与し得るのかを因果的に検討している点で、本研究の成果の学術的意義は高い。そして、少子化社会において多様な成長像を示す子どもを抱える養育者に対し、子育て支援教育にも活かせるエビデンスを提供するものである。
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