研究課題/領域番号 |
26360040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 奈良女子大学 (2016) 東京大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
姫岡 とし子 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (80206581)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 近代ドイツ / ネイション / ナショナリズム / フェミニズム / 植民地 / 女性参政権 / ドイツ植民地女性連盟 / 第一次世界大戦 / ドイツ / 右派女性運動 / 反フェミニズム / ジェンダー |
研究成果の概要 |
本研究は、ドイツ人女性の植民地への移住事業を担った「ドイツ植民地女性連盟」の活動を取り上げ、「女性の領域」でのドイツの優位を説いて、われわれ/他者の構築に積極的に関与したことを述べた。他方で男性上部団体の批判に対抗しながら自律的に活動し、女性の発言権の強化に貢献した。第一次世界大戦末期には、右派ナショナリストの女性たちは、民主化の進展を恐れて女性参政権導入に反対した。階級、民族、ジェンダーは複雑に絡み合っていて、民族や階級がジェンダー問題を進展させることもあれば、後退させることもあった。しかし、ジェンダー間の差異を基盤とするナショナリズムも、確実に女性の政治化に寄与したことを明らかにした。
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