研究課題/領域番号 |
26360050
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
|
研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
三宅 禎子 岩手県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30305271)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | Puerto Rican gender / US feminism / coloniality / Puerto Rico / Hurricane María / Latina feminist / Puerto Rican feminist / Puerto Rican / feminism / United States / Lain America / ヒスパニック / コミュニティ活動 / 教育 / 貧困 / 健康 / ボストン / プエルトリコ人 / プエルト・リコ / 人種 / ジェンダー / プエルトリコ人フェミニズム / ブラック・フェミニズム / マイノリティ / ラテン系 / プエルトリコ / フェミニズム / アメリカ / 多様性 / 植民地 / ブラック / ポストコロニアル |
研究成果の概要 |
プエルトリコでは、2017年ハリケーン・マリア以後、50万人以上の住民がアメリカ本土へ移住したと見られている。島の人口が減少し、米国全土へ人口が拡散しているなかで、プエルトリコはますますアメリカ社会とのボーダーが薄れてきている。一方米国では、フェミニズムズ、あるいは状況の異なる米国内の多様な女性たちを包摂するインターセクショナル・フェミニズムが米国フェミニズムの中で重要な位置を占めるようになった。その結果、ジェンダー以外の多様な差別をフェミニズム理論が内包し、視点が多角的に発展し、プエルトリコ女性たちもその中で重要な位置を占めるようになってきた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、今もなお脱植民地化が未完成の社会におけるフェミニズムの態様に関するケーススタディであり、ジェンダーとコロニアリティ、人種の関係を理論化する上で重要な貢献を成しうる研究である。特に、米国領土というプエルトリコの特殊性から、欧米先進国対第三世界という図式に当てはまらない独自のフェミニズム理論を提起する。また、主権国家の周辺地域、あるいは、主権国家内のマイノリティー集団において急速に進展するフェミニズムに焦点を当てる研究は、日本のジェンダー研究に欠落しがちな点であり、日本におけるグローバル化する国際社会におけるジェンダー理論の深化に貢献する。
|