研究課題/領域番号 |
26360053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
高橋 裕子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (70226900)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | セブンシスターズ / 女子大学 / リーダーシップ / トランスジェンダー / 高等教育 / 女性史 / LGBT / 性的マイノリティ / アドミッションポリシー / ジェンダー / ネットワーク / リーダーシップ教育 / 女子教育 / ウェルズレー大学 / アメリカ合衆国 / ニューイングランド |
研究成果の概要 |
セブンシスターズの歴史を踏まえ、とりわけ女子大学として躍進している5つの女子大学(バーナード、ブリンマー、マウントホリヨーク、スミス、ウェルズリー)が展開している女性のリーダーシップ教育の今日的動向を調査した。特に、女性というカテゴリーを一枚岩で捉えきれなくなっている現在、トランスジェンダー学生の受け入れをめぐるアドミッションポリシーをどのようにアップデートしながら女子大学の存在意義を確認しアピールしようとしているのかを分析。2014年から15年にかけてこれらの5女子大学が公表した新たなアドミッションポリシーの検討を通して、21世紀の女子大学におけるリーダーシップ教育の重要性を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女子大学におけるトランスジェンダー学生の受け入れは日本においても喫緊の課題となっている。その意味で、本研究は米国の女子大学が2010年代の前半に経験した事象を参照するという意味において学術的にも社会的にも意義があった。性別の捉え方が変化している21世紀において、女子大学の存在意義は女性の社会参画の状況といっそう密接に関連している。女子学生に必要とされるリーダーシップ教育や女性をエンパワーする特色ある大学文化、さらには女子大学のコアバリューズを再考する意味でも本研究は有意義であった。日米ばかりでなく、カナダ、韓国、アイルランド、イギリスでの学会発表は学術交流の上できわめて貴重な機会であった。
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