研究課題/領域番号 |
26370001
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
千葉 惠 北海道大学, 文学研究科, 教授 (30227326)
|
研究協力者 |
Vacek Martin Institute of Slovak Academy of Science Bratislava
Chin Mu Taiwan National Univeristy
Celkyte Aiste Yonsei University Soeul
Flannery Kevin Gregoriana University Rome
網谷 祐一 東京農業大学, 生物産業学部, 准教授
森元 良太 北海道医療大学, 専任講師
中畑 正志 京都大学, 文学研究科, 教授
北郷 彩 北海道大学, 文学研究科, 専門研究員
松田 毅 神戸大学, 文学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 様相 / ロゴス / エルゴン / 力能 / 完成 / 実働 / 同名異義 / 定義 / 実動 / 一性 / 待機力能 / 本質 / 形相 / 質料 / 合成体 |
研究成果の概要 |
アリストテレス存在論の中心に存在者の在り方、様式の理論がある。従来「現実態と可能態」という判別のもとに高校の倫理の教科書においても紹介されてきたが、「完成(entelecheia)」の概念が「実働(energeia)」の概念と癒着されてきたためであると、その考えが誤りであることを立証した。彼は三つの存在様式をロゴスとエルゴンという視点から提示している。「完成」は未完の力能(dunamis)とその実働の組と完成した待機力能とその実働の組を判別するものとして「統帥的な仕方で一かつ在ること」を意味している。彼の自然の因果論的研究である質料形相論がこの様相存在論により理論的基礎づけられる。
|