研究課題/領域番号 |
26370005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
渡辺 邦夫 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (30191753)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 心身問題 / アリストテレス / 『ニコマコス倫理学』 / 実践的知性 / 『魂について』 / 欲求 / 付帯的知覚 / 学習 / 知性 / 思考の徳 / 触覚 / 表象 / 相対主義批判 / 願望 / 規範 / 無抑制 / 実践三段論法 / エピステーメー / 心身因果 / 欲望 / 知性主義倫理学 / アポリア / フロネーシス / 人柄の徳 |
研究成果の概要 |
アリストテレスの倫理学と心の哲学が心身関係論を回避せず積極的に荷担したことを示した。かれは徳の説明において感情の状況に応じた「量」にかかわる主張を提出し、状況に応じた直観的認知としての実践的知性から行動が起こると説明したと解釈した。意志の弱さの問題をめぐってもかれは心身因果にかかわる解明を遂行した。心の哲学ではアリストテレスが、欲求を補佐して行動を生む認知の問題に取り組み、行動における人間の認知を、規範という視点から考察しつつ、心身一元論を守ったと解釈した。またかれはスキルや知識や道徳性の学習成果が付帯的知覚としても知性認識としても現れると考えており、知性主義的で一元論的であったと解釈した。
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