研究課題/領域番号 |
26370013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
瀬口 昌久 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40262943)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プラトン / アリストテレス / ピュシス / テクネー / 技術 / 生命 / プシューケー / ソーマ / 機械論的自然学 / 魂 / 観想 / 自然 / ルクレティウス / 原子論 / プロメテウス神話 / ノモス / 自然主義 / プロメテウス / 製作技術 / 政治技術 / 使用の技術 / いましめ / つつしみ / アイスキュロス |
研究成果の概要 |
プラトンの自然観において、ソーマ(物体)の無秩序な動に先だって存在するのは、「自分で自分を動かす動」としてのプシューケー(魂/生命原理)であり、プシューケーが物体よりも年長であり、先在するとされる。『ティマイオス』では、プシューケーが第一原理とされ、ソーマは副原因と認定される。『ソピステス』、『ピレボス』、『法律』でも、ソーマを第一原理とする物質主義的機械論は明確に否定され、プラトンはプシューケーを自然世界の第一原理に据えている。プラトンは、ソーマでなく、ヌース(知性)をもつプシューケーこそを自然世界の第一の原理とすべきであるとして、我々が抱く常識的自然観の根本的転換を求めている。
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