研究課題/領域番号 |
26370040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
大谷 卓史 吉備国際大学, アニメーション文化学部, 准教授 (50389003)
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連携研究者 |
村上 祐子 東北大学, 文学部, 准教授 (80435502)
川口 由起子 植草学園大学, 発達教育学部, 准教授 (90531624)
川口 嘉奈子 東京藝術大学, 戦略企画インテリジェンスユニット, 特任助教 (10706906)
永崎 研宣 一般財団法人人文情報学研究所, 主席研究員 (30343429)
坪井 雅史 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (20386816)
吉永 敦征 山口県立大学, 国際文化学部, 准教授 (30382386)
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研究協力者 |
芳賀 高洋 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (90637761)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 哲学と法、技術におけるプライバシーの横断的考察 / プライバシーの多義性 / 自己同一性とプライバシー / アルゴリズムのバイアス / ソーシャルメディアによる世論操作問題 / プライバシーの総合的理解 / インターネット研究倫理 / プライバシー権とプライバシーの区別 / アイデンティティ論から見たプライバシー / 法と倫理・慣習 / プライバシー / アイデンティティ / 自動プロファイリング / 自動運転と責任 / SNS / 顔と仮面 / 炎上とマスメディア / 個人情報提供の同意 / 監視の不正さ / プライバシーの還元説と整合説 / モノのインターネット環境のプライバシー / ビッグデータとプライバシー / ディジタルパーソン概念 / フィールド実験における社会的信頼の重要性 / 倫理綱領と社会的信頼 / ネットワークロボットの倫理問題 |
研究成果の概要 |
本研究においては、①最新の社会・技術動向に照らして大学教養課程向けの情報倫理学教科書を改訂して基本的な情報倫理学概念を確認し、②情報倫理学の歴史を整理し、あわせて、③プライバシーと自己決定権に関する議論を概観したうえで、④ソーシャルメディアによる個人をターゲットとした世論操作の可能性や、⑤サーチエンジンの検索結果表示アルゴリズムなどによるプライバシーや自律への影響の問題などの考察を行った。これらの成果を踏まえ、研究成果の一部を書籍として刊行した。同書『情報倫理-技術・プライバシー・著作権』(みすず書房)は、公益財団法人電気通信普及財団第33回(2017年度)テレコム社会科学賞奨励賞を受賞した。
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