研究課題
基盤研究(C)
本研究では、予め記譜された旋律を再現するわけではない浪曲実演における「節」の生成原理を、〔骨格式〕に基づく分析により明らかにした。〔骨格式〕は、詞章文言「なにがなにして なんとやら」の単位に充てられた旋律断片を、開始音、保続音、終結音の枠組として簡潔化した図式である。〔骨格式〕に基づき、同一演者による複数演題および異なる演者による同一演題の「節」を比較分析した結果、①浪曲の「節」は、演者ごとに異なる〔骨格式〕に還元される旋律断片を「使い回し」ながら半即興的に生成されていること、②同じ「家」に属す演者は、同一あるいは類似した〔骨格式〕に還元されるような旋律断片を用いていることが明らかになった。
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大阪教育大学紀要Ⅰ 人文科学
巻: 65/2 ページ: 23-43
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巻: 65/1 ページ: 13-31
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大阪教育大学紀要 第Ⅰ部門
巻: 64/2 ページ: 33-52
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http://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/dspace/handle/123456789/27988
http://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/dspace/handle/123456789/28200